もの忘れ、同じことを何度もいう、怒りっぽくなる、火の不始末など日々の生活に支障が出てくるようになったらもしかすると認知症かもしれません。認知症には脳血管障害によって発症するタイプと脳内に異常物質が蓄積して発症するアルツマイマー型認知症があります。アルツハイマー型認知症は脳の側頭葉の萎縮が原因と考えられます。簡易検査では長谷川式簡易知能評価スケールがありますが、その時の環境によって検査結果が大きく変わるため参考程度と考えたほうがいいでしょう。いつまでも元気で過ごすためには、積極的に新しいものを取り入れるなどして生活にメリハリをつけましょう。早期に発見すれば病期の進行を食い止めることができるかもしれません。ご心配の方はご来院をお待ちしております。
Created by modifying”1.長谷川和夫,井上勝也,守屋国光:老人の痴呆診査スケールの一検討.精神医学 1974;16:956-969.
2.加藤信司,下垣光,小野寺敦志,植田宏樹,老川賢三,池田一彦,小坂敦二,今井幸充:改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)の作成.老年精神医学雑誌 1991;11:1339-1347″