11/23-24休診

気管支喘息

気管支喘息とは

口から肺までの空気の通り道である気管支に慢性的な炎症が起こることで発症します。息苦しさ、咳、たんなどの症状があります。息を吐いたときにヒューヒューという呼吸音がして、息苦しさで横になることができなくなります。さらに重篤になると呼吸ができなくなってしまいます。

原因

もともとアトピー性素因があったり、ダニ、ハウスダストなどのアレルゲンによって気管支の粘膜が過敏になって発症することもあります。また乳幼児期のRSウイルス感染症が契機となることもあります。

症状

咳、たん、息を吐いたときにヒューヒューと喘鳴がする、肩で呼吸する、夜眠れない、横になれないなど、さらに増悪すると意識低下し生命に危険性が及びます。

検査

血液検査や胸部レントゲン検査でほかの疾患がないかを確認します。血液中の酸素濃度を測り重症度を判断します。また呼吸機能検査や一酸化窒素という物質を呼気から測定する検査もあります。

治療

症状や発作の頻度によって治療法を考えていきます。基本的な治療はステロイドなどの吸入薬を使用します。補助的に内服薬を使用したり難治性の場合は点滴の治療を追加することもあります。幼児ではうまく吸入することができないこともあるので吸入器を使ったり、補助の道具があります。またタバコは増悪要因ですので禁煙しましょう。