11/23-24休診

アナフィラキシー

アレルギー反応が全身の複数臓器におよび全身症状が急激におこることで非常に危険な状態です。アナフィラキシーに意識低下、血圧低下が起こったときはアナフィラキシーショックとなりすぐに対応しないと生命に危険性が及びます。以下の症状がいくつか重なった時にアナフィラキシーと診断します。

治療

アナフィラキシーを予防することが一番大事ですが、発症した場合すぐに治療をしないと重篤な経過をたどることがあります。

医療機関での対応

血圧、呼吸数など全身状態を観察し、救急要請します。すぐにアドレナリンの筋肉注射行い、横にして注意深く全身状態の観察を行います。呼吸管理、点滴などをおこない回復に努めます。改善がないときはアドレナリンの筋肉注射や心肺蘇生が必要なこともあります。

医療機関でないときの対応

すぐにエピペンを使用します。エピぺンの適応、使用方法につきましては十分に説明と同意を得たうえで処方しますので受診の上、ご相談ください。緊急時の非常に大切なお薬です。

アドレナリンとエピペン

アドレナリンはもともと人の副腎という臓器で作られるホルモンです。強力な血管収縮作用と心機能を強める働きがあり、ショック時に血圧をあげる薬剤です。アナフィラキシーの時にはアドレナリンを太ももの外側に決められた量を筋肉注射します。エピペンの成分はアドレナリンですが、自分で注射もしくは医療関係者でない人でも簡単に筋肉注射できるように作られた注射薬です。使用には適応と投与方法を理解しなければなりませんので、ご説明させていただきます。