作用機序
花粉などのアレルゲンが体内に侵入すると、アレルギー反応を主に引き起こすヒスタミンが産生されます。ヒスタミンの働きを抑制するために抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)を使用します。抗アレルギー薬には他にも種類がありますが、主に使用するのが抗ヒスタミン薬です。
分類
抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代があります。第一世代は眠気、精神症状、口喝などの副作用が出る頻度が高くなります。それに比べ、第二世代は比較的副作用が少ないとされています。また薬の構造の違いにより、三環系、ピぺリジン系、ピぺラジン系に分類されます。治療効果が乏しい場合は他の系統の抗ヒスタミン薬に変更するがあります。
- クラリチン
- デザレックス
- アレジオン
- アレロック
- ルパフィン
- アレグラ
- タリオン
- ビラノア
- エバステル
- ジルテック
- ザイザル
- セルテクト
種類
薬剤名 | 規格 | 副作用 (眠気) |
年齢 | 一般名 |
---|---|---|---|---|
ザイザル | シロップ | 中 | 6か月以上 | レボセチリジン塩酸塩 |
ザジテン | シロップ DS |
強 | 6か月以上 | ケトチフェンフマル酸塩 |
アレグラ | DS 錠剤,OD |
中 | 6か月以上 | フェキソフェナジン塩酸塩 |
アレジオン | DS 錠剤 |
弱 | 1歳以上 | エピナスチン塩酸塩 |
ジルテック | DS 錠剤 |
中 | 2歳以上 | セチリジン塩酸塩 |
クラリチン | DS レディタブ,錠剤 |
弱 | 3歳以上 | ロラタジン |
アレロック | 顆粒 錠剤,OD |
中 | 2歳以上 | オロパタジン塩酸塩 |
ルパフィン | 錠剤 | 弱 | 12歳以上 | ルパタジンフマル酸塩 |
デザレックス | 錠剤 | 弱 | 12歳以上 | デスロラタジン |
ビラノア | 錠剤 | 弱 | 12歳以上 | ビラスチン |